11人の元幹部自衛官・安全保障論の専門家による、日本の国防を考えるための入門書。自衛隊を否定するのでもなく、集団的自衛権や国防軍に走るのでもなく、あくまでも現行憲法の下で誕生した自衛隊の可能性を探る。

内容:現代に生きる専守防衛 柳澤協二著. 日本の防衛にとって何が必要なのか 冨澤暉著. 中級国家・日本の平和国家戦略 加藤朗著. 米中関係と日本の安全保障 植木千可子著. 中国の対日政策と「平時の自衛権」問題 小原凡司著. 国際テロ対策と日本の役割 宮坂直史著. 対テロ戦争の位置と「憲法9条部隊」構想 加藤朗著. 「イスラム国」の背景にあるイラク国家建設の失敗 酒井啓子著. 対テロ戦争での非武装自衛隊の役割 伊勢﨑賢治著. 「対テロ戦争」問題の諸論考に学ぶ 柳澤協二著. 15事例の分析と軍事的・政治的リアリティ 柳澤協二著. 陸上自衛隊から見た15事例 渡邊隆著. 航空自衛隊から見た15事例 林吉永著. 軍事技術の発展の視点から捉えた集団的自衛権 加藤朗著. カンボジアPKO派遣の教訓 渡邊隆著. 南スーダンPKO派遣の教訓 山本洋著