狭い意味での合理性の仮定を見直し、人間が経済社会の中で実際にどう行動しているのかを研究する行動経済学の到達点を探る。「第Ⅰ部 行動経済学へのナッジ」「第Ⅱ部 行動経済学の広がりと奥行き」「第Ⅲ部 行動経済学の開く未来」で構成する。

内容:金銭的インセンティブとナッジが健康増進に及ぼす効果 依田高典著 石原卓典著. 医療現場の行動経済学 佐々木周作著 大竹文雄著. 行動変容のメカニズムと政策的含意 八木匡著 瓜生原葉子著. マーケティングと行動経済学 星野崇宏著 竹内真登著. 心理学と行動経済学 竹村和久著 村上始著. 実験経済学方法論に関する最近の研究動向 川越敏司著. 結婚と幸福:サーベイ 筒井義郎著. セルフコントロールの行動経済学 池田新介著. AIと行動ファイナンス 岡田克彦著 羽室行信著. 行動ファイナンスと新規株式公開 髙橋秀徳著. グリット研究とマインドセット研究の行動経済学的な含意 川西諭著 田村輝之著. 民族多様性と市場メカニズムに関する実験研究 下村研一著 大和毅彦著. 所得再分配選好の形成分析の展開と展望 山村英司著. 規範行動経済学と共同体 大垣昌夫著 大竹文雄著