農山村地域をはじめ日本全国で人口減少が止まらない。そんな現状にあらがうのではなく受け入れて、少人数でも暮らしを持続する各地の取り組みを取りまとめた1冊。多角的な切り口で地域住民と外部人材の双方による世代の継承を展望する。

内容:地域は継承できるのか 佐久間康富著. 小さな漁師町の地域組織による漁業と観光業の新展開 青木佳子著. 次世代の農村ネットワークで現れる有機農業の里の内なる力 柴田祐著. 地域内外の新しい担い手との「交流拠点」を育む 姫野由香著. 空き家化する城下町の街並みを市民出資で再生する仕組み 内平隆之著. 23人の集落とNPOの連携による耕作放棄地の利活用 竹内ひとみ著 山崎義人著. 地域社会の変化に寄り添いながら祭りを継承する 岡田知子著 柴田加奈子著. まちの将来を育てる1学年1学級の町村立高校 野村理恵著. 空き家を居住支援に活用して炭鉱閉山後の住まいを引き継ぐ 藤原ひとみ著. 島外から関与する仕組みづくりで人口1桁の島を継承する 八木健太郎著. 若者が新しい感覚で生み出す内・外・世代間の3つのつながり 清野隆著. 少人口・多人数社会におけるネットワーク型自治 田口太郎著. どのように少人数で生き抜くのか 柴田祐著