なちかつ
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 体の不自由な人のため、40年間で2600台もの自転車を作り続けてきた堀田健一さんの挑戦を描いたノンフィクション。もの作りが大好きだった堀田さんは一人ひとりに合った自転車を1台1台手仕事で作り上げていった。どんなことでも続けるということがすごいし、尊い。それが人のためになり人から喜んでもらえることなら、これ以上幸せな人生はないと思った。しかし、現実には商売としての採算はとれず、堀田さん一家は光熱費まで止められるというどん底の生活を味わう。それでも自転車づくりを続けたのは堀田さん一人の心の強さだけではないだろう。筆者は、堀田さんが人との関わりの中で自身の仕事の価値に気づいていく過程も描いている。

2024年 (令和6年)
12月22日(日)
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