箱根駅伝予選会に敗れ、本戦出場が叶わなかった大学から選抜される選手でつくる関東学蓮選抜チーム。敗れた者たちの混成チームは何を目標に走るのか。彼らに襷をつなぐ意味はあるのか。どうしたら一つのチームになれるのか。そもそもチームとは何か? これらのテーマに真っ向から切り込んだ作品。一度襷を受けて走り始めたら、20㎞あまりの区間、何があっても走り抜かなければならない。各自各様の限界の走りの中で、そして仲間のそんな走りを見る中で、一人ひとりがチームの意味を見いだしていく。