なちかつ
図書館WEB
家族のあたたかさを描いた絵本。林明子さんの絵は正確さというより誠実さをもって、細大もらさず写実的に描かれていると思う。やわらかくあたたかみのある絵が強い個性を放っている。
- 詳細
- 作成者:NCL編集部
- カテゴリー: おすすめ本棚
特別養護老人ホームと宅老所の現場からの実にリアルな報告。ぼけたおばあちゃん、おじいちゃんが続々登場する。4コマまんが風のユーモラスな挿絵と明るい文章で笑ってしまうところもあるが、読み終わってみるとずしんと重い。だれにでも訪れる老いと死を身近なこととして考えさせられた。80年、90年生きた人はみんな老いる。当たり前だ。そして亡くなっていく。どのように老い、死んでいくか、思いどおりにできることではなし。できれば「ぼけ」にはなりたくない。しかし、そうなるもならないも、老いるという当たり前のこと。「ぼけに障害を与えているのは社会のほうなんだ」と言い切る筆者の言葉に救われる。
- 詳細
- 作成者:NCL編集部
- カテゴリー: おすすめ本棚
子どもが本を読むことの大切さとは何か。この問いに真正面から取り組んだ本。知識が増えるから?、国語力がつくから?、そんな表面的なことではない。著者は子どもの健やかな育ちという観点から、テレビ、ゲーム、インターネットといった映像メディアの危うさにふれ、それに対しての読書の価値を説く。
- 詳細
- 作成者:NCL編集部
- カテゴリー: おすすめ本棚