なちかつ
図書館WEB

 

◇利用制限の緩和について <6月30日>

 

新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をとったうえで、7月から

◎おはなし会、よちよちぶっくを再開します

資料の閲覧、自習の制限を緩和します

 

利用制限の緩和にあたって、次のことを守ってくださいますようご協力をお願いします。

①図書館へ来るときはマスクを着用してください。

②入館時には手指の消毒をしてください。

③図書館で昼食をとることはできません。

 

<おはなし会・よちよちぶっく>

・入室時に体温を測ります。体温が37度以上の方は参加をお断りします。

<閲覧・自習>

・必ずマスク着用をお願いします。

・所定の場所に着席し、人と人との距離を保ってください。

・自習は3階のみとします。*絵本コーナーは密集密接になりやすいので不可

・利用時間の制限はありません。

 

 

 

Site Top

 病気で視力を失っても何でも自分でやろうとする気丈な少年ルーチョ。ただ「目が見えない」からって周りから差し伸べられる手が好きになれない。そんなルーチョが、若い叔母のベア、山小屋の主人の孫娘で同い年のキアーラといっしょに、山岳ガイドのティッツアーノの手引きで山へ行く。岸壁に巣をかけたワシの子育てを観察するめに。ところが、ワシのひなは密猟者にさらわれてしまった。ひなを救いたい、みんなの行動が一つになるとき、ルーチョのかたくなな心も解けていく。

 昭和30年代生まれの自分には昭和33年がそう遠い昔とは思えない。しかし、その年売春防止法ができるまで、江戸遊郭のイメージで前近代的な遠いことのように思えた売買春は合法だったということか。禁止法ができたからといってそれがスパッとなくなったわけではない。そりゃそうだろうと思う。公娼は消えたかもしれないが、しぶとく非合法の私娼は続いた。でも、驚いたのは274ページの写真。2005年黄金町界隈を撮ったその写真に、「売春飲食店を撲滅し、明るく住み良い街に」という啓発看板がでかでかと写っている。バイバイ作戦と名づけられたこの地域浄化運動が始まるまで、黄金町を中心に250軒の店舗、約500人の“女たち”がいたという。

 本書は、敗戦直後の横浜で発生した社会問題である混血児の問題を掘り下げている。筆者の言う戦後横浜の闇は、米軍を中心とする占領軍が進駐してきたところから始まった。そしてその源流は、幕末、横浜が開港地になったところまでさかのぼる。この人間社会の深く暗い闇をつくりだしているのは何なのか。戦争、差別・偏見、貧困・・?同じ根っこの闇は、沖縄、東南アジアにもつながっている。

 ナルニア国ものがたりの1冊だが、この作品のラストはえもいえぬ美しさで、ひときわ強く印象に残る。ナルニア国から冒険の旅に出た朝びらき丸は東へ東へと航海を続け、いくつかの冒険を経て穏やかな「この世のいやはて」の海へ。日ごとに朝日はまぶしく輝きを増し、鏡のような水面はますます澄みわたっていく。水深はだんだんと浅くなり、やがて見渡すかぎりのまっ白なスイレンで水面がおおわれた場所に至る。朝びらき丸から別れ、小さなボートに移った子どもたちはスイレンの水面を静かに進んで行く・・。最後にもう一度姿を現したアスランと子どもたちの会話に深い意味が込められている。空想の世界と現実とを行き来できる子どもだけの特権。作品はその二つの世界の境界を見事に描き出している。

2020年 (令和2年)
7月5日(日)
Weather
9:00~17:30